福島県川内村に笑顔咲く 浩二フルスイング NPB震災復興支援事業

[ 2013年8月15日 06:00 ]

川内村選抜と記念撮影するプロOBと女子日本代表

 日本野球機構(NPB)の東日本大震災復興支援事業「ベースボールフェスタIN福島」が14日、福島県川内村で行われた。

 侍ジャパンの山本浩二前監督、元巨人の吉村禎章氏(スポニチ本紙評論家)らが同村の選抜チームと対戦。元ヤクルト・笘篠賢治氏の「隠し球」など好・珍プレーの連続で盛り上げた。同村は東京電力福島第1原発から半径20~30キロ圏にあり、震災に伴う原発事故後は一時「全村退避」を余儀なくされた。かつて約3000人の人口が今は約1300人。それでも遠藤雄幸村長は「少しずつ人は戻っている。こうしてまた野球ができるようになった」と頬を緩めた。豪快なスイングを披露した山本氏は「みんな素晴らしい笑顔でした。我々も楽しめた」と話し、吉村氏も「もっと小さい子供たちが帰れる環境ができて、また一緒にやれたらいい」と復興を願った。

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2013年8月15日のニュース