和田監督 退場のマートンと話し合いへ「4番に抜けられたら困る」

[ 2013年8月15日 06:00 ]

<神・広>3回1死満塁、2球目をストライクとコールされ良川球審(左)に猛抗議するマートン

セ・リーグ 阪神1-7広島

(8月14日 京セラD)
 阪神・マートンが3回に侮辱行為で退場処分を受けた。退場は来日4年目で初めて。0―5の3回1死満塁。初球のハーフスイングをストライク判定された直後、大竹の投じた外角直球のストライク判定に不満を露わにし良川球審に激高。

 バットでボールの軌道を示す線を引いた行為が球審への侮辱行為と見なされた。退場宣告後も和田監督、大木通訳らが必死になって止めたが収まらず、最後は福留になだめられる形でベンチ裏へ引きあげた。

 球審の良川は「バットでベース(の横)にラインを引いた。明らかな侮辱行為と判断しました。退場を宣告してからの行為も許し難いものだった」と説明した。

 和田監督は「きのうから際どいところを取られている。あの一瞬だけじゃない。ただ、あの早い段階で4番に抜けられたら困る。気持ちは分かるけどチームの4番、抑えるところは抑えてね」と話し、15日にも話し合いの場を持つ意向を示した。

 試合後、自ら口を開いたマートンは「グラウンドで起こったことには自分から言うことはありません。その必要もない。選手として望んだ通りのリアクションを取れないこともある。それがきょうだった」と語った。

 ▼阪神・水谷チーフ打撃コーチ マートンのはボールや。(球審の判定は)めちゃくちゃやった。その(判定の)せいにしたらアカンのやけどな。

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2013年8月15日のニュース