10年ぶり頂点へ猛打再び…日大三13安打11得点

[ 2011年8月15日 06:00 ]

<日大三・開星>6回裏(日)無死満塁、適時右前打を放つ横尾

第93回全国高等学校野球選手権2回戦 日大三11-8開星

(8月14日 甲子園)
 伝統の強打はこの夏も変わっていない。一気に畳みかける爆発力。そしてここ一番での勝負強さ。その全てが猛打で全国の頂点に立った01年夏をほうふつさせる。

 「自分たちは打線に力がある。バットを振れば結果はついてくる」。リードオフマンとして2安打2得点の清水は胸を張った。だから5―0をひっくり返されても慌てない。1点を追う6回無死満塁。球場全体が5点差を逆転した開星を後押しするムードで「何万人の敵がいるみたいだった」と振り返った4番・横尾が勝ち越し2点打。打者12人で6点を奪うビッグイニングで再び試合の流れを取り戻した。「代によってチームカラーは違うけど、打ち勝ちたい気持ちは強い」と横尾。そのDNAは脈々と受け継がれている。

 13安打で11得点。1回戦の日本文理(新潟)戦と合わせて、2戦計32安打で25得点と猛打ぶりはとどまるところを知らない。エース吉永が開星に15安打を浴びて8点を奪われたが、打撃戦なら望むところ。小倉全由監督が「打たれたら打ち返すしかない」と話すように、ナインはひたすらバットを振りまくった。

 3回戦はやはり打撃を得意とする智弁和歌山戦。意外にも甲子園では初対決だが、小倉監督は「智弁さんも強打のチーム。(高嶋監督は)目標の監督さんだし、思い切ってやるだけ」。ノーガードで打ち合う覚悟はできている。高校野球の打撃史に名を刻んできた両校が直接対決で決着をつける。 

 ≪01年夏は6戦で90安打≫01年夏の日大三は初戦の樟南戦で21安打11得点。2回戦で花咲徳栄を17安打11点で退けると7―1日本航空、9―2明豊、7―6横浜と下して、決勝は近江に5―2で勝って夏は初優勝。6試合211打数90安打のチーム打率・427は当時の大会記録を塗り替えた(現在は04年・駒大苫小牧の・448)。主砲・原島が大会タイの3戦連続本塁打などチームでも7本塁打を放った。同年ドラフトではエース近藤(オリックス)ら4人がプロ入りした。

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