統一球はこう打て!巨人打線 本塁打急増のワケ

[ 2011年8月15日 07:47 ]

<巨・広>5回無死一、二塁、阿部は右中間へ逆転3ランを放つ

セ・リーグ 巨人6―2広島

(8月14日 東京D)
 巨人・阿部慎之助捕手(32)は14日、広島戦の0―2で迎えた5回、無死一、二塁から2戦連発となる右中間13号を放った。

 6日に丸刈りにした後、7日の広島戦(マツダ)から6戦4発、打率・409、8打点の大当たり。だが、好調に髪形は関係ない。

 逆転の一発の力の入れ具合は「8割くらいだね」。グリップも指1本分、短く持ってミートに徹した。「何も変えたわけじゃない」とケムに巻くが、ポイントを心持ち投手寄りにして本来の打撃を取り戻した。

 岡崎ヘッドコーチは「後ろを小さくしてスイングをコンパクトにして、バットの芯に当たる確率が高くなってきた。きょうも大振りという形ではなかった」と主将を引き合いに打線が上向いた要因を説明。そして「統一球であっても、芯に当たれば飛ぶ。5、6月から言ってきたことが形になってきた」と続けた。

 前半戦は各打者とも「統一球は飛ばない。だから強く振らないと」との意識から、ミートポイントがずれる悪循環に陥った。7月までの80試合で54本塁打。それが一転、8月の12試合で17本塁打。本塁打は1試合平均で0・68本だったのが、8月は1・42本と倍増している。

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2011年8月15日のニュース