ギア入ったプロ注目右腕 東洋大姫路・原 日本ハム左腕に並んだ

[ 2011年8月15日 11:03 ]

1失点完投で準々決勝に進出した東洋大姫路・原

第93回全国高校野球選手権3回戦 東洋大姫路11―1新湊

(8月15日 甲子園)
 終盤8回、ギアが入った。味方が追加点を奪えない展開、ジワジワと感じる新湊の重圧。この流れを断ち切るように、東洋大姫路・原は2者連続三振と気合の投球を見せた。

 7回まで1つだった三振を意図的に連続で奪ったエース。これに打線が呼応。自らの2点二塁打で3点差にすると、あとはチームメートが続いた。

 最速145キロのプロ注目右腕もこの日は制球重視。ストレートの多くが130キロ台後半だったが、打たせてアウトを積み重ねていった。藤田監督も「しぶとい新湊の打線相手に、てこずりなから粘った」とエースを称えた。

 「やっと先輩の乾さん(現日本ハム、88回大会で2回戦から登場し2勝、8強進出)に並んだので、あとは追い越したい」と笑顔の原。憧れの先輩越えは次の準々決勝の登板で達成する。

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