9回にドラマ!!阪神 2死満塁で柴田落球も1点差死守

[ 2011年8月15日 06:00 ]

<ヤ・神>勝利後、柴田(左から2人目)から深々と頭を下げられ笑顔で迎える藤川

セ・リーグ 阪神8-7ヤクルト

(8月14日 神宮)
 信じられない出来事に、誰もが目を疑った。8―3の9回2死満塁。ヤクルト・バレンティンの打球が中堅に打ち上がると、勝利を確信した阪神・藤川はマウンドを2、3歩降りた。その時だ。途中から中堅の守備に入っていた3年目の柴田がまさかの落球。右翼方向に転がる間に3人の走者が全て生還した。

 「(打球を)見失ってはいない。足がそろって上体が浮いて…」。09年のフレッシュオールスター(札幌ドーム)でも落球を犯し「公式戦では許されないプレー」と話したが、2年後に公式戦でやってしまった。

 そもそも藤川の出番はないはずだった。2点リードした9回に打者一巡の猛攻で一挙5点。ところが、その裏、福原が2点を失い、さらに1死満塁となったところで、藤川に声が掛かった。緊急登板に味方のミス。そんな中でもリードを守りきった守護神に、真弓監督は「あそこまでいって抑えられるのは球児くらいしかいない」と最敬礼した。

 快勝ペースが一転、薄氷の勝利となったが、首位ヤクルトに勝ち越し、4ゲーム差に再接近した。勝利の儀式。中堅から戻ってきて深々と頭を下げる柴田に、藤川は笑って肩を叩いた。「あそこで抑えてあげれば、いい経験になるから」。こんなセリフをさらりと吐けるのが猛虎の切り札だ。

 ≪2位以下では唯一勝ち越し≫阪神の対ヤクルト戦勝敗を連戦ごとに出すと○○●、○●、○○○、○●○。負け越しがなく、計8勝3敗と2位以下では唯一の勝ち越し。他カードでの貯金となると、巨人、横浜戦の各1が最多で、ヤクルトとの相性の良さが際立っている。なお、昨季もこのカードは15勝9敗の好成績だった。

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