在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

「3年で1万冊を読み聞かせ」テレビ大阪・川北円佳アナ

[ 2025年8月21日 11:00 ]

「たこるくん」の絵本を手にするテレビ大阪・川北円佳アナウンサー
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 アナウンサー、報道記者、そして家事に子育ての“多刀流”。「自分よりも大切な存在ができて、幸せな時間が増えました。笑顔に癒やされてパワーをもらってます」。日々、奮闘中なのがテレビ大阪の川北円佳アナウンサー(32)だ。4月に産休、育休から仕事に復帰した。

 16年に山口朝日放送に入社。18年4月からテレビ大阪へ移籍。地元・関西に戻ってきた。「やさしいニュース」(月~金曜語4・59)のキャスターや「おとな旅あるき旅」(土曜語6・30)でアシスタントを務めてきた。22年に一般男性と結婚。昨年2月に第1子の女児を授かった。23年の年末から産休。今年4月、現場復帰を果たした。

 家事に子育て、さらに仕事と多忙な毎日も「時間の大切さが分かった。時間の使い方もうまくなったと思いますね。メリハリがつくようになりました」。仕事へのモチベーションも変わったそうで「仕事の間、娘は保育園。少なからず寂しい思いをしてると思うので」とすべての仕事に、これまで以上に全力投球するようになった。

 出産直後はなかなか外出もできず「ひとに会わないとダメ」とママになって2カ月ほどして積極的に子どもと公園などへ出かけるようになった。ママ友ができて、お互いのウチを行き来したり、交流範囲が広まった。そんな子育ての中で「子育てのプロである保育士の目線を持てたら、より子育てを楽しめるのでは」と感じ、保育士の資格を取得するために勉強を始めた。

 「独学で教本を使って。YouTubeの解説動画を見たり。子どもの成長過程や栄養学など、育児に大切な情報が詰まっていて、日々、とても参考になります」。保育士試験は1次試験(筆記)と2次試験(実技)があり、筆記試験は「保育の心理学」「子ども家庭福祉」「子どもの食と栄養」など9科目ある。勉強開始して5カ月、4月の試験で5科目に合格し、残り4科目。2次試験は「音楽、造形、言語」の3つから2つを選択。アナウンサーで特技がピアノの川北アナは「2次で落ちたらシャレになりません」。試験は年に2回。次回10月の試験での合格を目指す。

 さらにママとして、毎日頑張っているのが「絵本の読み聞かせ」だ。これまでも同局キャラクター「たこるくん」のイベントで幼稚園児、小学生やファミリーを前に読み聞かせを経験した。育児本を読み、教育評論家・佐藤亮子氏の「子どもが3歳までに絵本を1万冊読み聞かせた」というのを知って自ら実践。娘が生後1カ月から1日10冊をノルマにして「3年で1万冊」を目標に掲げた。

 「最初は小さい子に読み聞かせしても、興味を持ってくれるのか?」と半信半疑だったが、保育園への通園前や仕事から帰宅後には「ママ、読んで」と娘が絵本を持ってくるそうだ。

 「子どもの耳にきれいな日本語を入れることで、言葉や感性、やさしさを育てることにつながります。それには1万冊の積み重ねが大切だと。私が言葉を扱う職業だったことで、これだと思いました」。50冊ほど所有。近くの図書館で「1度に20冊まで借りられる」。現在では読み聞かせ5800冊を超えた。

 結婚、子育てで世界が広がった。「育児や子育てに関することに興味があるし、これからも発信していきたい。皆で支えていけるように、少子化に対する考え方が変わればいいなと思います」。ママさんアナはしっかり前を見据えている。(古野 公喜)

 ◇川北 円佳(かわきた・まどか)1993年(平成5年)6月23日、奈良県生駒市出身32歳。同志社女子大から16年、山口朝日放送に入社。18年4月からテレビ大阪へ移籍。趣味は旅行。特技はピアノ、水泳。

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