在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

テレビ大阪・川北円佳アナ 藤井聡太2冠のファンになり「アプリで毎日、将棋を楽しんでます」

[ 2021年7月28日 05:30 ]

「アプリで毎日、将棋を楽しんでいる」というテレビ大阪・川北円佳アナ
Photo By スポニチ

 1年ほど前、映画「3月のライオン」を観て、将棋に興味を持った。テレビ大阪・川北円佳アナウンサー(28)だ。子どもの頃、祖父に教えられ、駒の動かし方は知っていた。中学生でプロになった藤井聡太2冠(19)のファンに。「アプリで毎日、将棋を楽しんでます」。大阪・福島の道場にも通うほど、将棋にはまった。「まだ15級。でも、皆さん優しく教えてくれます」。女性アマ棋士の少ない道場では、アイドル的存在だ。

 3年前にテレビ大阪へ移籍し、これまで「やさしいニュース」(月~金曜後4・44)のキャスターを務めてきた。4月から報道部の記者も兼務。“二足のわらじ”を履くことになった。現場へ出て、取材をして、原稿を書く。中継レポーターもこなす。スタジオでキャスターも担当する。

 「幅広くやらせてもらってます。貴重な経験ばかり。現場に行かないと分からないことも多いです。現場の熱量が違う。原稿の重みも感じます。以前より、視聴者目線でニュースを感じるようになりました」。先日、大阪・西成の住宅倒壊現場を取材した際、「異様な雰囲気でした」と生の現場を目の当たりにして、感じるところも多かったようだ。

 今、1番興味があるのは2025年大阪・関西万博のこと。「ロボット、空飛ぶ車など、いろいろな話題を追いかけたい」。コロナ禍が収まれば、今以上にロケに出かけることになる。「記者として現場を回って、視聴者目線に近い立場にいて、スタッフさんにも信頼されるキャスターになりたい」。報道記者とキャスターの“二刀流”。テレビ大阪の“大谷翔平”を目指す。(古野 公喜) 

 ◇川北 円佳(かわきた・まどか)1993年6月23日、奈良県生駒市出身の28歳。同志社女子大から16年に山口朝日放送に入社。18年4月にテレビ大阪へ移籍。趣味はピアノ、将棋、ゴルフ。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る