在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

カンテレ・新実彰平アナ 元京大野球部の首位打者は、日々の素振りで報道番組担当の重圧を吹っ飛ばす!

[ 2021年9月8日 05:30 ]

バットの素振りでリフレッシュするカンテレ・新実彰平アナウンサー
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 “仮想”投手が投げたボールの軌道を頭に描き、踏み込んでバットを振り出し、思い切り振り抜く。野球のバットスイング練習、いわゆる“素振り”だ。「好きな野球。体を使えて、“無”になれます。邪念、雑念がなくなるんです」。カンテレ・新実彰平アナ(32)は、時間を見つけては好きな野球、素振りでリフレッシュしている。

 野球を始めたのは小学4年。当時から1日30分、高校時代には1時間も無心でバットを振り続けた。京大野球部では捕手として活躍。大学4年春、関西学生連盟のリーグ戦で首位打者とベストナインに輝いた。「素振りは全身運動で、息が上がってしまう。年齢を実感しますね」と苦笑いだ。

 入社試験の面接で「スポーツ実況をやりたい」とアピール。入社後は、スポーツアナをやる一方でニュース番組にも携わった。入社して丸5年を迎えた2017年から、ニュース・情報番組「報道ランナー」(月~金後4・45)のメインキャスターに抜てきされ、在阪局のニュース番組で史上最年少の“夕方の顔”になった。

 入社後に「報道番組をやってみたい」と思い始め、その願いは早々にかなった。だが、日々のプレッシャーは相当なもの。「たったひと言、言葉の選び方を間違っただけで、人を傷つけてしまう。事実誤認で1人の人生を棒に振ってしまう」と情報を伝える立場としての責任を日々痛感。念入りに下調べをしても、ミスをして、アナウンサーを辞めようかと考えたこともあるそうだ。そんな重圧を、日々の素振りで吹っ飛ばすのが“新実流”だ。(古野 公喜)

 ◇新実 彰平(にいみ・しょうへい)1989年(平1)4月10日、京都市生まれの32歳。洛星高から京大を経て2012年に関西テレビに入社。京大野球部では関西学生連盟の首位打者、ベストナインを獲得。

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