在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

MBS・馬野雅行アナ “西日本一の鉄道アナ”夢の車内放送へ出発進行!

[ 2018年11月25日 10:00 ]

南海電鉄シミュレーターを体験する“自称・西日本一の鉄道アナ”MBS・馬野雅行アナウンサー
Photo By 提供写真

 幼稚園の頃、東京・品川の実家の窓を開けると、すぐ近くに新幹線、山手線が見えた。漢字を覚えるため、父親から時刻表を買い与えられ、漢字だけでなく地名にも強くなった。“鉄道ファン”になる環境は整っていた。スポーツ実況とともに、鉄道関連の番組を担当。「趣味が仕事に結びついてます。西日本一、鉄道に詳しいアナウンサーだと思います」と胸を張るのがMBS・馬野雅行アナウンサー(53)だ。

 “鉄道”にはまって半世紀近く。最初は自転車でJR大井町駅まで電車を見に行き、電車の写真を撮った。“撮り鉄”と言う。電車の音も録音。車内放送も研究した。これが“録り鉄”。電車で旅行へ。これが“乗り鉄”。時刻表も熟読。「どれがというのでなく、総合的な鉄道ファン」と馬野アナは説明する。

 小学生の頃はブルートレインブーム。初めて甲子園へ選抜高校野球を見に行った時、東京―大阪間の寝台急行「銀河」を使った。1992年、新幹線のぞみ号の1番列車に乗車した。アナウンサーになる夢をかなえ、野球、バレー、ゴルフなどスポーツ実況を担当。95年阪神淡路大震災では、公共交通機関に関する情報伝達は他局を圧倒した、と評判に。“鉄道ファン”の本領を発揮した。

 自称“西日本一の鉄道アナ”と一歩控えめなのは理由がある。「元フジテレビの堺正幸アナがJR東日本の車内アナウンスをされています。ボクもどこかで車内放送できれば“日本一”と言いたい」。近々、鉄道ファンの集う“鉄道友の会”に40年ぶりに加入する予定。生涯、鉄道ファンを貫くつもりだ。

 ◆馬野 雅行(うまの・まさゆき)1965年7月12日、東京都生まれの53歳。都三田高―日大芸術学部を経て89年4月、毎日放送に入社。スポーツアナとして選抜高校野球、プロ野球、ゴルフ、バレーボール、陸上などの実況を担当。家族は夫人と2女。

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