在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

読売テレビ・黒木千晶アナ 「そこまで言って委員会」議長就任1カ月、早くも百戦錬磨の〝弁士〟ら操る活躍

[ 2021年4月30日 16:30 ]

「そこまで言って委員会」議長として、論客たちを手のひらの上で転がす!?読売テレビ・黒木千晶アナ
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 政治、経済、国際問題から社会問題まで。一家言あるその道の専門家が集い、言いたい放題に激論を戦わせる読売テレビの人気番組「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)。飛び交う意見を整理し、番組を進めるのが今年3月、議長(総合司会)に抜てきされた黒木千晶アナウンサー(27)だ。

 「これまで、辛坊さんが自分の意見を仰ってたので、秘書の私が進行をしながら議長役を勉強させてもらってました。最初は〝なんで私が議長を〟って不安もありましたが、今は楽しく務めさせていただいてます」

 前議長の辛坊治郎氏(65)が小型ヨットでの太平洋無寄港横断に再挑戦するため降板。秘書として辛坊氏を支えてきた黒木アナが、女性として初の大役を任された。元々報道畑を志望。入社6年目の若さを心配する声もあったが、「皆さんが助けてくれるし、イジってくれます。楽しい。議長になって1カ月。今はパネリストのオジサンたちを手のひらで転がしてますよ(笑い)」と百戦錬磨の〝弁士〟たちを実はしっかり操っているのだ。

 ただ、楽な役回りではない。「パネリストにはレジェンドの方もいる。長年、番組を見てくださってる方がいるので」とキッチリ議長を勤めあげるために日々勉強。連日、新聞3紙を熟読し、出演者の専門分野の本を週に2冊以上チェックするなど勉強量は半端じゃない。大好きな歌舞伎、観劇は配信でのみ。「最近はお笑いライブをオンラインで観ています」とオンライン配信が癒やしのアイテムだ。

 政策秘書に東大卒の先輩・野村明大アナウンサー(48)を迎え「明大さんのおかげでバランスが取れています」と猛者たちに負けるつもりはない。「視聴者の皆さんの日曜午後の楽しみを奪わないよう頑張ります。温かく見守ってください」と締めくくった。

 ※番組は2003年7月に「たかじんのそこまで言って委員会」としてスタート。やしきたかじんさんが14年に死去し、15年4月から番組タイトルを変更した。

 ◆黒木 千晶(くろき・ちあき)1993年生まれ、神奈川県横浜市出身の27歳。青学大卒業後、16年に読売テレビに入社。高校時代は野球部マネージャー。大学時代は古典芸能、歌舞伎を専攻。

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