在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

YTV・平松翔馬アナ “ひとりカラオケ”でスポーツ実況練習 

[ 2019年7月28日 06:00 ]

「1人カラオケ」にはまっている読売テレビ・平松翔馬アナ
Photo By スポニチ

 1人が好きなわけじゃない。歌うことが大好きってわけでもない。だが、読売テレビ入社5年目の平松翔馬アナウンサー(26)が今、はまってるのは〝ひとりカラオケ〟だ。週に2回、近所のカラオケ店へ足を運び、「TUBE」や「ポルノグラフィティ」を熱唱する。「周りを気にせずに大きな声を出せますからね」と平松アナは笑った。
 

小学4年から野球を始め、大阪・春日丘高では1年秋からエース番号「1」を背負った。だが、ケガで2年秋以降は背番号「11」。最後の夏は4回戦で終わった。不完全燃焼だったため同大でも体育会硬式野球部に入部。3年春にはベンチ入りを果たしたが「ここが自分の限界」と社会人野球など上のレベルへ進むことを諦めた。「何か野球に携われるものはないか」と考え、放送局を目指した。


 バレーにサッカー、少年野球など、スポーツアナとしての経験を積んできた。だが、スポーツ担当の先輩アナから、中継の反省会でいつも「実況の声に課題がある」とダメ出しを食らっている。「声が裏返ってしまう。声の質の幅が狭い。声の大きさが足りない」。治すべきポイントが3つ。元々、野球部で声を出すのは慣れているはずなのだが…。年齢の近い立田恭三アナウンサー(34)に相談。「1人でカラオケに行ったけどなあ」のアドバイスに「これや」。仕事の後や夜勤の前に、カラオケ店に通うように。「歌を歌うだけでなく、YouTubeで画像を見ながら実況してみたり。腹から声を出せるようになったと感じます」と成果は出てきつつあるようだ。


 この夏の最大目標は8月29日の阪神対中日戦(甲子園)での実況担当。プロ野球の試合での実況は初めてとなる。「今は、しゃべり込みの毎日です」。1カ月後に努力が実るか。(古野 公喜)


 ◇平松 翔馬(ひらまつ・しょうま)1992年8月10日、大阪府高槻市生まれの26歳。春日丘高から同志社大卒。高校、大学では硬式野球部で投手。15年4月に読売テレビに入社し
アナウンサーに。スポーツを担当。

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