在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

読売テレビ・小沢昭博アナ 目指せ“超二流”後輩アナを見守る先輩

[ 2021年8月11日 05:30 ]

自局の番組を熱心に視聴する読売テレビ・小澤昭博アナウンサー(撮影・岩原大起アナウンサー)
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 6月にアナウンス部長に就任した読売テレビ・小澤昭博アナウンサー(52)。ここ数年、自局の番組を見る時間が増えた。「気付いたことがあれば、後輩たちにアドバイスしたい」。最近は特に気合を入れて「自局番組視聴」に時間を費やしている。

 朝5時半に起床。同局朝の人気番組「朝生ワイド す・またん」(月~金曜前5・50)のオープニングを見ながら出勤準備する。朝8時に出社し「す・またん」出演を終えた後輩アナとの談笑が日課。時には助言も。「現場に出ている時、先輩アナから番組の感想などをもらいうれしく、励みになった」。厳しく優しい目で後輩たちの活躍を見つめる。

 入社後、プロ野球・阪神、高校サッカー、ゴルフを担当。自身は12歳から自宅が近かったプロゴルファー伊沢利光(53)の父の指導を受け、1歳上の伊沢プロと毎日ハードな練習をこなした。明大ゴルフ部で主将。同級生に深堀圭一郎プロ(52)がいた。ベストスコアも67。「でも2人のプロとは才能が違い過ぎ。プロになれても一流は無理」とプロの道は断念。伝える側を目指した。

 20代後半、アナウンサーを辞めようかと悩んだ時に、阪神元監督の岡田彰布氏(63)から「まだ何もやってへんやないか」と指摘され翻意。落語家・月亭八方(73)から「超二流になれば」との言葉を贈られ、そこを目指した。人生の大先輩からの言葉で今の自分がある。そんな思いから、今後も後輩アナを見守っていくつもりだ。(古野 公喜)

 ◇小澤 昭博(おざわ・あきひろ)1969年(昭44)3月15日、神奈川県鎌倉市出身の52歳。明大から81年、読売テレビに入社し、スポーツを担当。プロゴルファー・深堀圭一郎は大学ゴルフ部の同期。

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