在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

テレビ大阪・千年屋俊幸アナ 局内でも有名な“多趣味の男” 特に卓球は大恥きっかけに火が着いた

[ 2021年11月10日 05:30 ]

卓球にはまって半世紀の千年屋俊幸アナウンサー
Photo By スポニチ

 テレビ大阪局内では“多彩な趣味を持つ男”と評判。2年前に定年を迎え、今も「やさしいニュース」(月~金曜後4・44)の月、火曜メインキャスターを務めるのが千年屋俊幸アナ(62)だ。鉄道に始まり、サックスを奏でる。小学時代からプレーしている卓球は「生涯スポーツとしていろんなレベルで楽しめます」と魅力に半世紀以上もはまっている。

 中学では卓球部だったが高校は写真部に所属し、ラケットを握ることさえなかった。96年ごろ、長女が通う小学校でのPTA活動の一環で夫人が始めた卓球を見学。PTAチームは保護者やOBら40~60代が中心だ。20数年のブランクがあるとはいえ、腕に覚えはある千年屋氏。いいところを見せようと参加したが「母親ぐらいの年齢の女性に負けた」。大恥をかき、向上心に火が着いた。

 元々、大の負けず嫌い。アナウンサーになったのも「リベンジ」がきっかけだった。関大3年時のゼミで、関学大との対抗戦「総合関関戦」でボクシング中継の実況アナを担当。安易な気持ちで臨んだが「オーッ」「ア~」などまともに伝えられず、後日、学内で放送され、恥ずかしい思いをした。「それで、なけなしのバイト代を使って、アナウンサー学校に通った」。反骨心がアナへの道を切り開き、同局1期生として入社を果たした。

 還暦を迎えた今もPTAチームの他、大阪市内のクラブチームに所属する。コロナ前は月に7、8回プレー。「あらゆる世代、職業の方と酒席を共にしたり。交流は楽しい」。卓球熱は冷めそうにない。(古野 公喜)
 
 ◇千年屋俊幸(ちとせや・としゆき)1959年(昭34)3月13日、岡山県総社市出身の62歳。関大社会学部から82年、テレビ大阪へ新卒1期生として入社した。スポーツ実況など多方面で活躍。2019年3月末に定年、フリーで同局番組に出演中。

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