座禅でリフレッシュ、体重も8キロ減　テレビ大阪・福谷清志アナ

座禅にどっぷりはまったテレビ大阪・福谷清志アナウンサー
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　高校時代の友人、星覚の著書「禅の言うとおりにやってみよう」が心に刺さった。コロナ外出自粛期間中に「何かを始めよう」と思い、座禅を始めたテレビ大阪・福谷清志アナウンサー。４０歳を前に「不安な心を整えたい」と生活習慣の改善に務め、座禅に加えて食生活も見直して体重は２カ月で８キロ減。「身体が軽くなってピンピンしてます。洋服も１サイズ以上ダウンして。スタイリストさんに驚かれています」と目を細めた。

　座禅に触れたのは８年前のこと。前出の友人はドイツ・ベルリンに移り住み、座禅の普及に取り組んだ。夫人と欧州を旅行して再会。なんとベルリンで初めての座禅を組んだ。

　午前０時までに布団に入り、午前６時に起床する規則正しい生活。部屋の掃除、座禅に読経、食事を決められた作法に従い体験。「すべてを終えた時、頭の中がクリアになり、周りで起きた嫌なことや、自分の好きでない部分などのモヤモヤがすっきり。視界が広がったような、心が軽くなったような気持ちになった」。初体験の印象は強烈だった。

　自宅で子供たちが騒いでいても、和室に１人こもり、知人の著書を頼りに座禅を５分間組み、めい想。部屋の掃除や１０分間の「痩せるダンス」に取り組む。「朝が忙しく、なかなか朝食にたどり着けないんです」。苦笑いするが、心身ともにリフレッシュして出社している。

　現在はプロ野球実況などスポーツを担当。夕方のニュースにも登場する。「将来は歌番組やクイズ番組も経験したい」。座禅では〝無欲〟だが、仕事に対しては貪欲だ。（古野　公喜）

　◇福谷　清志（ふくたに・きよし）１９８０年（昭５５）８月３１日、鳥取県生まれの３９歳。早大卒。０３年に日本海テレビ入社。０８年にテレビ大阪へ移籍。夕方の「やさしいニュース」（月～金曜後４・４４）のキャスターを務め、プロ野球実況中継もこなす。