紀藤正樹弁護士 自民党の旧統一教会との“関係断絶宣言”を評価「党の決断として重い。一種の決別宣言」

[ 2022年8月31日 21:25 ]

フジテレビ
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 全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士が31日放送のBSフジ「BSフジLIVE プライムニュース」(月~金曜後8・00)に出演。岸田文雄首相が同日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を断つことを自民党議員に徹底させると述べたことについてコメントした。

 首相は、所属国会議員に過去を真摯に反省し「しがらみを捨てる」よう指示。自民党議員と教団との接点が次々と発覚する状況を踏まえ「国民から懸念、疑念の声をいただいている。党総裁として率直におわびを申し上げる」と頭を下げた。自民は役員会で、教団や関連団体との関係は一切持たないことを基本方針と決定、これを党の行動指針に盛り込む。茂木敏充幹事長は方針を守れない議員がいた場合は「同じ党で活動できない」とした。

 紀藤弁護士は「この決定は党の決断として重い。野党よりも厳しい。離党を促すぐらいのことを言っている。ここまで言ってくださったということに関しては、被害者救済の立場から敬意を表したい」と自民の“断絶宣言”を評価。そのうえで「一種の決別宣言ですけど、この後統一教会に対してどのような対応を取るのか。厳正な対処とは何なのか、具体的な方策がこれから出てくると思うんですけど、そこが具体的でないと被害者の救済ができませんから。被害者の救済をしっかりやっていただくことが自民党に求められると思うし岸田首相にも求めたい」と続けた。

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2022年8月31日のニュース