中村逸郎教授 ロシア軍が占拠のウクライナ原発「高価な電子機器をかなり盗んでいるんじゃないかと」

[ 2022年8月31日 10:44 ]

フジテレビ
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 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が31日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ウクライナ南部にある欧州最大のザポロジエ原発が重大事故に至るのを防ぐため、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長ら専門家の派遣団が29日、首都キーウ(キエフ)に入ったことに言及した。

 IAEAの派遣団は31日にも現地調査を始めるとの米報道があるが、調整が難航する可能性もあり流動的。原発はロシア軍が占拠し、砲撃が続いており、現地入りは安全確保が課題となる。

 中村氏は「一番今、考えられることは、この3月からロシア軍が占拠しているんですね。そこに昨日だけでも17回の砲撃があったということで、予想されることですけど、どうもロシア軍がこの原発に中の高価な電子機器をかなり盗んでいるんじゃないかということが考えられるんですね」と推察し、「ですから、できるだけ早く国際的な査察団がきちんと入ってみるということが非常に重要なので、果たしてこの原発まで行けるかどうかに注目していきたいと思います」と話した。

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2022年8月31日のニュース