中森明菜名乗るSNS、サイトが“再始動”発表　デビュー40周年に突然、レコード会社「聞いてない」

中森明菜とみられるツイッターアカウントで文書を発表したツイート（同ツイッターから）
Photo By スポニチ

　歌手中森明菜（57）を名乗るツイッターや公式サイトが30日、開設され、ファンが注目する騒ぎとなっている。今年はデビュー40周年のメモリアルイヤーで、30日付で新しく個人事務所「HZ　VILLAGE」を設立したことや再始動を報告した。

　ツイッターには直筆サイン入りの文書を掲載。「デビュー40周年として、何らかの活動をと日々体調と向き合ってきておりましたが、まだ万全な体調とは言えません。ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたいと思いますので、どうか見守っていただけると嬉（うれ）しいです」と前向きな思いをつづった。ツイッターは初投稿から11時間でフォロワー30万人を突破し、話題となっている。

　ただ、突然の発表に周囲では戸惑いの声も上がった。まだ契約が残っている所属レコード会社は「聞いていない。連絡もなくSNS開設は信じ難い」。通常、歌手の契約は本人と事務所、レコード会社の3者間契約で新しく歌手活動するにあたり、報告がないのは考えられないという。

　明菜は2017年末のディナーショー以降、活動を休止しており、今年に入って3回にわたりNHKで過去のライブ映像を放送した。関係者によると、この際、NHKとの窓口に立ったのは長年連れ添ったマネジャーではなかったという。別の関係者は「そのマネジャーも明菜本人と連絡が取れていないと聞いてます。離れたとしたら新しい事務所を立ち上げたとしてもおかしくない」と話した。

　公式サイトには、明菜の写真と本人が書いたとみられる「Re―birth　Akina　nakamori」の文字もある。音楽関係者は「初めて見る写真だ。本人の可能性が高いのでは」と指摘。別の関係者も「本人の文字によく似ている」としており、別人によるSNSとは考えづらい。これで本格復帰となるのか。ファンにとっては目が離せないメモリアルイヤーとなりそうだ。