伊藤惇夫氏 岸田首相の安倍元首相の国葬説明「十分な議論、審議をするのであれば、臨時国会を開いて」

[ 2022年8月31日 13:45 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 政治アナリストの伊藤惇夫氏が31日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。岸田文雄首相が同日、新型コロナウイルス感染による10日間の療養期間を終えて記者会見に臨み、安倍晋三元首相の国葬に関する国会の閉会中審査に出席する考えを表明したことに言及した。

 首相は「国民に弔意を強制するものではないが、説明が不十分との叱責を受けている。実施を判断した首相として真摯に受け止め、正面から答える責任がある」と述べ、閉会中審査について「国会などで丁寧な説明に全力を尽くし、国民の理解を得ながら国葬を行いたい」と語った。国葬の費用総額を巡っては、海外要人の参列者数によって接遇や警備費用が変わるとした上で「できるだけ早く示すよう努力する」と述べたが、国葬実施の基準策定に否定的な見解を示した。

 伊藤氏は「あえて(閉会中審査で)テレビ入りでって発言が気になるのは、やっぱりできるだけこれまで説明不足という批判を受けていたんで、自分が前面に出てきちっと説明しますよという、ある種リーダーシップを発揮しますよということのアピールなのかなという気がしますけど。ただ野党は臨時国会の早期開会をずっと求め続けているわけで、本当に十分な議論、審議をするのであれば、臨時国会を開いて、そこの場で議論した方がいいのでは、と思います」と自身の考えを述べた。

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2022年8月31日のニュース