岸惠子が卒寿トークショー　秘話披露、ユーモア交え「あと2冊書いて死にたい」

トークショーを開いた岸惠子（右）と司会を務めたフリーの松本志のぶアナウンサー
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　女優の岸惠子（90）が30日、東京・新宿文化センターで「いまを生きる」と題したトークショーを開催した。今月11日に卒寿を迎えた大女優。4年ぶりに来日したロスコー君とジャクソン君、2人の孫にエスコートされて登場した。24歳で渡仏してからの苦労や市川崑監督の「かあちゃん」（2001年）撮影時にシワ除去の注射を打ってひどい目に遭った秘話などを披露。1972年にイスラエルで銃乱射事件を起こした過激派・岡本公三容疑者の生きざまを萩原健一さん主演で映画化する幻の作品があったことも明かした。

　作家としても知られる岸は、代表作の「君の名は」などを製作した松竹元専務の高村潔氏のことなど「あと2冊を書いてさっさと死にたい」とユーモアに包んで語った。