岡田健史が退所 事務所と和解から1年も…半年前倒し 今後は本名の水上恒司で活動継続

[ 2022年8月31日 23:30 ]

岡田健史
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 俳優の岡田健史(23)が31日付で芸能事務所「スウィートパワー」から退所したことが分かった。1日からは本名の「水上恒司」で活動を続ける。スウィートパワーは31日深夜、ホームページを更新し、契約終了を報告した。

 タレントの独立ラッシュの中、異例の法廷闘争までいたった騒動。和解からちょうど1年で、半年前倒しの退所という形での幕引きとなった。

 スウィートパワーは「(昨年8月の和解を受けて)契約更新を行わないことを前提に、期間満了日である2023年3月31日まで存続することを確認していましたが、今後の俳優活動に関する本人の希望を最大限尊重することとし、本人との話し合った」としている。

 異例の法廷闘争は昨年4月、岡田が出演作の選び方や寮の決め方、費用などで不信感を抱いたとして、契約解除の仮処分を求める申し立てを東京地裁に行い、その中で本名での活動も求めて始まった。和解は昨年8月31日。当初の契約期間通り、来年3月31日まで同社のタレントとして活動することで合意。だが、その後も双方の溝は縮まることはなく、退所が早まることになった。

 2018年、TBS「中学聖日記」でデビュー。19歳の初々しい姿が女性視聴者の心をつかみ、一躍スターに。その後もNHK大河ドラマ「青天を衝け」(21年)をはじめ、TBS「MIU404」(20年)、テレビ朝日「桜の塔」(21年)など話題作に出演。

 今後の「水上恒司」での活動について、スウィートパワーは「本人の希望」としている。

 岡田は公式サイトに「この度、私、岡田健史改め水上恒司はスウィートパワーとの契約を前倒しで終了することになりました。ここまでの4年間、数多の素晴らしき舞台に立つことができ、鮮やかな技術を持つ役者の方々と作品を作ってきました。唯一無二の時間を経て作品を創作していく難しさや伝えるという行為の奥深さを知りました。そして“人”として成っていかなければならない責任を感じました。それも全ては携わってくださった全ての方々のご尽力があってのこと。何者でもなかった“0”地点から持ち続けてきた感謝の念を忘れることなく、これまで以上にこの身に宿して生きていく所存でございます。培ってきた全てを持って、これから先の混沌とした時代の中でも志を持って邁進して参ります。今まで岡田健史を応援してくださった全ての皆様、ありがとうございました。そして、私、水上恒司のことも応援して頂けるように懸命に泥臭く生きて参ります。これからも何卒宜しくお願い申し上げます」とコメントを寄せた。

 2017年に堀北真希さん(33)が引退。20年に南沢奈央(32)、21年には高杉真宙(26)、今年3月には桐谷美玲(32)が独立している。

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