中村逸郎教授 ゴルバチョフ元ソ連大統領死去に「手があったかーい人…プーチン政権に対する重石として」

[ 2022年8月31日 11:23 ]

フジテレビ
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 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が31日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。旧ソ連末期に硬直した共産党独裁体制を立て直す「ペレストロイカ(改革)」を推進、東西冷戦を終結に導きノーベル平和賞を受賞したミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領が30日、入院先のモスクワ市内の病院で死去したことについてコメントした。

 ゴルバチョフ氏は91歳だった。詳しい死因は伝えられていないが、ロシアメディアによると新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年から医師の勧めで入院していた。

 中村氏は「本当にゴルバチョフさんのような人が大切な時なんですね。何といってもソ連時代、アフガニスタンに侵攻した、そして撤退させたのはゴルバチョフさんなんですね。私、ソ連が崩壊した5年後にゴルバチョフさんと会ったんですね。手があったかーい人だったんですよ。ですからまさに今プーチン政権に対する重石として重要度が増してくる人だと思っていたので非常に残念です。ソ連邦が崩壊した後、民族主義が出てきますので、ゴルバチョフさんのような東西冷戦の終結というような協調路線の人が少なくなってきているってことは非常に残念ですね」と悼んだ。

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2022年8月31日のニュース