水谷豊 芸歴50年超え「唯一の才能は…」 今後のビジョンに「何かがあるんじゃないか期待」

[ 2022年6月25日 18:08 ]

俳優の水谷豊
Photo By スポニチ

 俳優の水谷豊(69)が25日、TOKYO FM「Grand Seiko THE NATURE OF TIME」(土曜後12・00)にゲスト出演。70代を間近に控えた「これからのビジョン」について語る場面があった。

 14歳で俳優デビューし、60代半ばで映画監督に。丸50年以上、エンターテインメントの世界で生きているが、そのことが「時を重ねながら長く大切にしていること」だという水谷。「(エンタメは)生きがい。映画館に行くと何かがある(日常では出来ないことが)見られるというところで、映画無しでは自分の人生はどうだったんだろう?と思うぐらいな惹き付けられかたをしていました」と回想した。

 かねてから「60代で3本映画を撮りたい」と公言していたが、公開中「太陽とボレロ」で見事に3本目を実現させた。「本当に最初は口走っただけだったんです。そんなに簡単に映画って作れないので。でもたまたまメンバー恵まれて撮れたわけですけれども…」とした上で、「才能ってあるとしたら、僕が持った唯一の才能は、思い続けることができる才能だと思う」とキッパリ。「思うことってできるんですよ。だけど思い続けることっていうのは意外とできないもの。3本(撮ること)もずっと思い続けていたんだと気が付いて…他の才能はなかったけど、自分には思い続けることだけはあるなと。このまま思い続けていきたいですね」と笑いながら明かした。

 7月に70歳の誕生日を迎えるが今後のビジョンについて、「若い時から別に見た目で勝負している感じってなかったんですよ。見た目こんなんですから(年を重ねて)よりそれがね…」と水谷。「年を増すってこんなに素晴らしいことだったんだ!って、年を増して分かる。70歳もおそらく何かがあるんじゃないか?と期待していますね」とし、「こう見えても悩むこともあったんですよ…いろいろと。でも経験していくとそれほど悩むことじゃなかったって必ず思う。何事も限りがあるんですからせめて楽しく!そこに向かってやることをちゃんとやったりしながら楽しんでいく、前向きが良いです」と声を弾ませた。

続きを表示

2022年6月25日のニュース