黒谷友香 ホラー作品初主演、全てを音で表現のイヤードラマ「新鮮、面白い体験でした」

[ 2022年6月1日 10:00 ]

イヤーホラードラマ「そこに誰かいる」の収録に臨む黒谷友香
Photo By 提供写真

 女優の黒谷友香がホラー作品に初主演する。ホラーイヤードラマ「そこに誰かいる」が、1日から全10話一挙配信される。演出・脚本家を中心としたクリエーターをマネジメントするチーム「AOI biotope」と、総合エンターテイメント企業のアミューズが手掛ける音声版サブスクリプションサービス「NUMA」の初コラボ作品。役者から演出家に転向し、自主制作映画が2019年のスペインマドリード国際映画祭外国語短編部門に選出されるなど、今後の活躍が期待される富田未来が演出・脚本を担当した。

 黒谷が演じるのは、出版社に勤めるシングルマザーのユキコで、高校生の娘カノンと二人暮らし。何気ない日常生活の中に急に感じ始めた「恐怖」が、姿は見えないが確実にそこには何かがいる。日々大きくなっていく「恐怖」は、ついに自分だけではなく娘のカノンにも及んでいく。「絶対に誰にも言わない」とユキコが誓った過去とは――。本当に怖いのは人間なのだと、ジワジワと心理的に追い込まれる恐怖を描くサイコホラーとなっている。

 ストーリーの展開とともに恐怖の原因が明らかになっていくが、最後の最後に待ち受けている思いも寄らぬ真実とは何か。全ての情景を音だけで表現するイヤードラマだが、今作はとくに音の立体感にも工夫を凝らしホラー感を増長させる演出をたっぷりと取り入れているので、ぜひイヤホンで聴いて、ドラマの世界に入り込んでほしい。中盤からクライマックスにかけてのスピーディーな展開と合わせて「耳」が離せなくなるホラー作品で間違いなしだ。

 ▼黒谷友香コメント 収録は2日に分けて行われました。声だけで物語の世界観を表現していくイヤードラマの収録は楽しかったです。出演するのは私の声だけですから、現在から過去へ瞬時に飛ぶことも可能。そこが、映像の収録の場合とは全く違い新鮮でした。20代のユキコだったり、かと思えば次の瞬間には40代のユキコでいたり(笑)。それがイヤードラマならではの出来事で、とても面白い体験でした。皆さま「そこに誰かいる」ぜひお楽しみください。

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2022年6月1日のニュース