郷ひろみ 26年ぶりドラマ主演 若過ぎる66歳“老け作り”して保育じいじ役

[ 2022年6月1日 05:31 ]

NHK・BSプレミアムのドラマ「定年オヤジ改造計画」に主演する郷ひろみ
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 歌手デビュー50周年を迎えた郷ひろみ(66)が、26年ぶりにドラマに主演する。NHK・BSプレミアムの「定年オヤジ改造計画」(7月25日後9・00)で、定年後に家事や孫の育児に奮闘するおじいさん役。若作りならぬ“老け作り”をして撮影に臨んだ。

 昭和育ちの会社オヤジが“保育ジイジ1年生”として家事に育児に少しずつ成長していく姿を描くコメディー。ドラマ主演は、1996年放送のTBS「坊っちゃんちゃん」以来となる。

 演じるのは「子供は3歳まで母親が育てるべき」などという考えを持った堅物男。定年後、妻からは距離を置かれ、娘には「考え方が古い」と否定される始末。それが、息子から3歳と1歳の孫の面倒を見てほしいと頼まれ、生活が一変。オムツも替えたこともなかった男が奮起する。

 高橋練プロデューサーは「昭和育ちの保守的な価値観に凝り固まったさえない定年オヤジを、対極にある郷ひろみさんに演じていただきたい」とオファーした。「天衣無縫な孫たちに振り回される郷さんの演技を超えた奮闘ぶりを、この夏応援いただけましたら幸い」とコメントした。

 66歳とは思えない若々しいルックスの郷だが、役柄に合わせて“老い作り”した。白髪交じりの髪の毛に眼鏡をかけ、さえない男に変身。郷自身も「郷ひろみのイメージを、良い意味で裏切る主人公です」と満足げだ。

 郷は72年8月1日に「男の子女の子」で歌手デビュー。俳優デビューはそれより早い同年1月開始のNHK大河ドラマ「新・平家物語」だった。久々のNHKドラマに「芸能人生で初の大きな仕事がNHK大河ドラマだったので不思議な縁を感じます」としみじみ。「たくさん笑顔になって、最後には幸せな気持ちになってもらえると思いますので、ぜひご覧いただけるとうれしい」と笑顔で話した。

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