ラモス瑠偉氏　脳梗塞との闘いの支えとなった2人の大物からの言葉に涙「最高の薬だった。ありがたいなと」

ラモス瑠偉氏
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　元サッカー日本代表のラモス瑠偉氏（65）が29日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」（月～金曜後1・00）にゲスト出演。2016年に発症した脳梗塞との闘いに支えとなった2人の人物を挙げた。

　1977年にブラジルから来日して45年となるラモス氏。私生活では1984年に結婚。だが妻・初音さんは2011年に転移性肝がんのため52歳の若さで他界した。その後、自暴自棄になったラモス氏を献身的に支えてくれた俊子さんと2015年に再婚。だがその翌年に、脳梗塞を発症した。

　救急車で病院に運ばれ、入院。入院中は体の左側が動かず、車いすの生活に。約20日間の入院後はリハビリセンターへと移って過酷なリハビリをこなして動くことができるようになった。闘病中は世界中から激励メールも届き、「皆さんのおかげでここまで来れた、ありがとうと。感謝の気持ちを伝えたくて」と大きな力になったとした。

　さらに司会の黒柳徹子から「それからEXILEのHIROさんから（激励の言葉が）」と振られると、「HIROが凄かったんですよね。倒れて3日ぐらいから格好良すぎる、ずっと連絡があって。娘がね『HIROが電話かけてきてるよ』って」とラモス氏。1週間ほどたって電話をすると、HIROから「安心して、事務所に入って」との言葉があったという。

　「自分でもまともに歩くか歩けないか、しゃべるかしゃべれないか分からないのに、兄弟が、そういう仲間が。HIROは85年ぐらいに知り合って、昔から変わってないなこの男が。私今まで一匹おおかみのつもりで来てたんだけどね、皆の支えがないとダメだなと思って。そこが嬉しかったんですよね」と感激したとした。

　加えて「岡田監督もそうだし」と元日本代表監督の岡田武史氏にも感謝。「FC今治のときね、『アドバイザーになってくれないかな』って言っていただいて。こんな嬉しいことない」と明かすと、「私の（闘病の）点滴がこの2人だと思います。私にとっては最高の薬だったと。逆にありがたいなと。早く元気な姿を見せなきゃいけないのかなって」と涙ながらに話した。

　リハビリでも「昔のHIROの写真を見ながら、頑張ろう、ありがとうねと。ハグハグしてお食事行こうかな、待っててねと」との思いで頑張ったとし、再び「凄い最高な。一番苦しいときだね。素敵な方で驚かなかったけどね。ああHIROらしいなあと。自分で車椅子になるし、まともにしゃべれないかもしれないし、そこを言ってくれるのは、最高の男だなしかし。素敵すぎるな、悔しい」と感謝していた。