笠井信輔アナ 「ドライブ・マイ・カー」は「妙なリアル感に引きつけられる」

[ 2022年3月29日 05:30 ]

第94回アカデミー賞授賞式

笠井信輔アナウンサー
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 年に130本の新作映画を見るフリーの笠井信輔アナ(58)は「ドライブ・マイ・カー」の楽しみ方を「西島秀俊さんら俳優のリアルな素顔に近づくような気持ちになれる」とした。

 台本読みは徹底して棒読みにし、感情を込めるのは本番だけというのが濱口監督の演出法。「ハリウッドの演出とは真逆で、妙なリアル感に引きつけられる」という。村上春樹原作作品で、時間も2時間59分と映画を見慣れない人にはハードルが高そうな作品だが「テーマは大切な人を失った喪失感で多くの人が体験していること」と指摘。「入り口は西島さんがかっこいいでも、世界が評価しているからでも何でもいい。棒読みの演出から生まれた演技という背景を理解した上で観賞すると、より楽しめる」と語った。

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2022年3月29日のニュース