加藤浩次 ウィル・スミスのビンタ騒動に「怒らせたクリス・ロックの負け」「変な話、僕は気持ち良かった」

[ 2022年3月29日 11:09 ]

極楽とんぼの加藤浩次
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 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(52)が29日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。27日(日本時間28日)に行われた第94回アカデミー賞授賞式で、プレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロック(57)が俳優のウィル・スミス(53)とその妻のジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱するスピーチをしたことを受け、ウィルがクリスの顔を平手打ちした件に言及した。

 クリスはスピーチ内で、ジェイダの髪形を侮辱した。米メディアによると、ジェイダは脱毛症に悩まされ、昨夏ごろから短髪にしている。ウィルはステージへ上がり、クリスの顔面に強烈な平手打ちをし、マイクを通さず放送禁止用語で応戦した。その後、主催団体のアカデミーは「いかなる暴力も許さない」とし「正式な調査を開始した」との声明を発表。クリスは米メディアに対し、被害届を提出しないことを明らかにした。

 今回の騒動について、加藤は「全世界で放映されているアカデミー賞の舞台でこういうことが起きてしまう、ちょっと考えられないこと」としたうえで「僕は最初見た時、コメディアンだからロックさんと握って(相談して)やったことなの?こういうハプニングショーなのかと思ったんだけど、全然違った」とも明かした。

 クリス・ロックがコメディアンであり、自身もコメディアンであるという立ち場から「僕も昔からやんちゃもしてきているコメディアンなんです。いろいろやってきて、今、司会の立ち場でやらせてもらっている」と説明。「相手を本当に傷つけちゃダメなんです。こういうふうに皆さんとやらせていただいて、一般の方にも出ていただいて、でも、ギリギリのところにいかないといけない。ギリギリのところを攻めないといけない時がある。そこも分かる…クリス・ロックとしてはそこも行った。ウィル・スミスさんが怒ってしまったってことはクリス・ロックの負けですよ。コメディアンはギリギリのところで相手が笑える範疇(ちゅう)で、言葉を発していかないといけないと僕は思っています。怒らせてしまったらもう終わり。それをさせたロックさんもダメだと思う」と主張した。

 「それに対して、ウィル・スミスさんが暴力で行きますか?って。バチン!って…変な話、僕は気持ち良かったです。僕は『うわ、そんなことやるの?』って…感情ってあった」と本音も。ただ、全世界に向けた生中継中の思わぬハプニングで「やっぱり10億人以上の人が見ている場所で、ウィル・スミスさん、あそこまでいっちゃダメだよ。今、いろいろな論争になっているけど、二分する問題ではなく、この騒動を起こした2人の問題だって僕は思う」とした。

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2022年3月29日のニュース