デーブ・スペクター氏 ウィル・スミス騒動の裏側暴露…妻への侮辱発言は「リハの時に言わなかった」

[ 2022年3月29日 13:25 ]

デーブ・スペクター氏
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 放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏が29日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)にリモートで生出演し、第94回アカデミー賞授賞式で、米俳優ウィル・スミス(53)がコメディアンのクリス・ロック(57)に平手打ちを食らわせた騒動の裏話を明かした。

 ウィルは27日(日本時間28日)に米ロサンゼルスで行われた授賞式に出席。プレゼンターとして登壇したクリスが、ウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱するスピーチしたことに激怒し、クリスの顔面をビンタした。その後、自身は「ドリームプラン」で主演男優賞を受賞。スピーチでは、自身の行為を謝罪し、クリスにもSNSで謝罪の言葉をつづった。

 クリスの発言は、脱毛症に苦しむジェイダの丸刈り頭を揶揄するものだった。デーブ氏は「問題としてはクリス・ロックが実際、(ジェイダが)脱毛症かと知っていたかということ」とし、「知っていたら、確信犯でとても良くないことになりますが、どうやら彼は知らなかった。知らないで言った」と説明した。

 発言はクリスのアドリブによるものだった可能性が高いという。デーブ氏は「実はこのジョークは、リハの時に言わなかったそうなんです。よく台本が流れるテレプロンプターの機械にも載っていなかったので、本当のサプライズだったんです」とコメント。また、番組の冒頭で別の女性コメディアンがスミス夫婦へのきついジョークを言う場面もあったといい、「言いたい放題という空気があったのも事実なんです」と状況を説明した。

 デーブ氏はさらに、騒動直後の会場内の動きについても解説。「ビンタがあったすぐ後に、警察とアカデミーの責任者たちが別室に行って緊急会議をやって、ウィル・スミスがどう対応すべきか(協議した)。普通なら、ウィル・スミスほどの大物ではなったら、まず外に連れ出したと思う」と明かした。

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2022年3月29日のニュース