木下ほうか、事務所解雇 複数女優への性行為強要告発報道受け ツイッターで事実認め無期限活動休止発表

[ 2022年3月29日 05:30 ]

木下ほうか
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 俳優の木下ほうか(58)が28日、複数の女性に性行為を迫ったなどと「週刊文春」(24日発売)で「性加害」を報じられたことについて、自身のツイッターで「(報道内容に)おおむね間違いありません」と認めて謝罪した。芸能活動を無期限休止すると発表し、所属事務所も木下との契約を解除した。

 文春では、2人の女優が2011年に木下から性行為を強要されたと訴えた。1人は演技指導の名目で木下の自宅に行った際の行為を告発。もう1人に対しては、木下は「いろんな監督を紹介してやれる」と話していたといい、いずれも優位な立場を利用して関係を迫ったものだった。

 この報道について、木下は初めてコメントを発表。一部で事実と異なる点はあるが「おおむね間違っていない」と認め、「私の軽率な行動の結果、女性の方々が心に深い傷を負ったことに間違いはございません。深くお詫(わ)び申し上げます」と謝罪。女性に対しては代理人を立てて誠心誠意対応するとした。また「このようなことをした私が、今後、皆さまの目に触れる芸能活動を続けることはできません」とし、無期限の活動休止も発表した。

 所属事務所は木下との合意の上、28日をもって契約を解除したことを報告。事実上の解雇に踏み切った。また、NHKで4月5日から放送されるドラマ「正直不動産」には、事務所が降板を申し入れた。木下は山下智久(36)演じる主人公の上司を演じていた。全体の撮影は28日に終えており、同局は「木下ほうか氏が出演しない内容で放送する」と降板を発表。出演シーンをカットし、予定通りの日程で放送する。ほかにも出演や公開が決まっていたドラマや映画は多数あり、関係者は対応に追われている。

 名脇役としてドラマや映画で活躍してきた木下。21日に終了したフジテレビ「スカッとジャパン」で演じた「イヤミ課長」としても人気だった。結婚歴はなく独身だが、映画関係者は「業界では女好きとして有名」と話している。

 同じく複数の若手女優らに性行為を強要していたとされる、俳優で映画監督の榊英雄(51)とも親交が深い。文春で木下からの被害を訴えた1人は、木下に榊のワークショップを紹介され、榊からも性行為を強要されたと明かしている。

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2022年3月29日のニュース