武井壮 ウィル・スミスのビンタ騒動に見解「世界で最高のお芝居をできる人がするべき行為ではなかった」

[ 2022年3月29日 09:03 ]

武井壮
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 陸上十種競技元日本王者でタレントの武井壮(48)が29日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。27日(日本時間28日)に行われた第94回アカデミー賞授賞式で、プレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロック(57)が俳優のウィル・スミス(53)とその妻のジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱するスピーチをしたことについて言及した。

 クリスはスピーチ内で、ジェイダの髪形を侮辱した。米メディアによると、ジェイダは脱毛症に悩まされ、昨夏ごろから短髪にしている。ウィルはステージへ上がり、クリスの顔面に強烈な平手打ちをし、マイクを通さず放送禁止用語で応戦した。その後、主催団体のアカデミーは「いかなる暴力も許さない」とし「正式な調査を開始した」との声明を発表。クリスは米メディアに対し、被害届を提出しないことを明らかにした。

 武井は「多分に情状酌量の余地があるというか、クリス・ロックが言った言葉には、奥さんに対する侮蔑的な表現が含まれていたのかなと、きっとそうだと思う」とスミスに理解を示しつつも「世界で最高の映画を決める、世界で最高の俳優を決める、世界で最高のお芝居をできる人がするべき行為ではなかったと僕は感じている」と見解を示した。

 さらに「彼がそのあとに(スピーチで)語った、家族を守るというその言葉をそこで立ち上がってどうして吐けなかったのかなと、最高の役者だったら暴力の手を下げて、作品でというか、自分のお芝居でというか、自分をそういうふうに見せることができたんじゃないかなとは思う」と続けた。

 それでも「その中でも人間としては自分の一番愛する妻を侮辱されたという気持ちを考えると、そうせざるを得ない気持ちが沸いてしまったんだなと同情の念は感じる」とも。実際にネット上などには賛否両論の声も出ているが、「ウィル・スミスさんがここで何かの罰を受けるのであれば、クリス・ロックさんに関しても言葉もこれだけモラハラとかいろいろなことが叫ばれている中で、暴力になり得るということだと思うで、どちらにも対処は必要なんじゃないかなと思います」とした。

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2022年3月29日のニュース