加藤浩次 ウィル・スミス騒動でロバート・キャンベル氏に謝罪「これまでイラっとしたんだったら」

[ 2022年3月29日 11:10 ]

極楽とんぼの加藤浩次
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(52)が29日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。27日(日本時間28日)に行われた第94回アカデミー賞授賞式で、プレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロック(57)が俳優のウィル・スミス(53)とその妻のジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱するスピーチをしたことを受け、ウィルがクリスの顔を平手打ちした騒動に関する議論の中で、共演者の日本文学研究者のロバート・キャンベル東大名誉教授(65)に謝罪する一幕があった。

 クリスはスピーチ内で、ジェイダの髪形を侮辱した。米メディアによると、ジェイダは脱毛症に悩まされ、昨夏ごろから短髪にしている。ウィルはステージへ上がり、クリスの顔面に強烈な平手打ちをし、マイクを通さず放送禁止用語で応戦した。その後、主催団体のアカデミーは「いかなる暴力も許さない」とし「正式な調査を開始した」との声明を発表。クリスは米メディアに対し、被害届を提出しないことを明らかにした。

 騒動を取り上げる中で、加藤は問題の発言をしたクリス・ロックがコメディアンであることから、自身もコメディアンであるという立場から「相手を本当に傷つけちゃダメなんです」「ウィル・スミスさんが怒ってしまったってことはクリス・ロックの負け」と見解を示した。

 これを受け、キャンベル氏は「演者としての加藤さんの考え、経験はすごい尊重しているし、すごく分かる」としたうえで「僕は日本のテレビのスタジオで、100回は下らない。僕がハゲていることをイジられている」と、テレビ番組での自身の容姿へのイジリについて触れた。「僕としては全然いいんだけど、やり方によっては気持ちの中で『この野郎!』と思ったことは再三あります」としたうえで「僕が怒ったか怒らなかったかで、言った人が大丈夫、大丈夫じゃない!っていうと、一応プロである私から見ると、そんなことどうでもいいです。それで何をやったか。逆の立場からすると、(した行動が)僕の責任なんですよ。素人であればちょっと違うかもしれない、いろいろと不可抗力もあるとは思う。(今回は)本人ではなく、家族、別の人格であるウィル・スミスが立ち上がって殴ったってこと、僕はやっぱり手を出したほうが負けだと思う」と主張した。

 キャンベル氏は「これから僕に言わないですね。冗談だけど」と笑顔で振ると、加藤は「僕も何回か言ったことある…それは申し訳ない」と謝罪。「でも、キャンベルさんとの間の(関係性があるから)。でも言うか言わないか関係ないか…人間の感情って、すげー腹立つ時もありますよ」と不満顔。キャンベル氏は「それをコントロールできるかどうかが、いろいろな関係性だったり、教養だったり、その人の値打ちにかかってくる」と訴えると、加藤は「例えば、僕の声も散々イジられたことある。それを超えてくる人も『何だお前!』ってなることはある。この声は汚い声だとか散々言われてきているけど、これは治らない。一線を超えて、イラッとさせる人もいるんです」と見解。「キャンベルさんが僕の発言でこれまでイラっとしたんだったら申し訳ありません。謝ります。すみません」と謝った。

続きを表示

2022年3月29日のニュース