中村逸郎氏 ロシアとウクライナのトルコでの停戦交渉に見解「一時的な対戦の条件を出し合ってほしい」

[ 2022年3月29日 16:09 ]

フジテレビ社屋
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 ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎教授が29日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にゲスト出演。トルコで行われる対面でのロシアとウクライナの停戦交渉について言及した。

 番組MCの俳優・谷原章介が「日常生活の破壊、市民の犠牲が後を絶ちませんね」としたうえで「(ロシア側が)譲る気はないのに停戦交渉をする意味はあるんでしょうか?」と投げかけ。

 これに、中村氏は「非常に大切なことは完全な停戦じゃないんです。一時的な対戦…ここの条件を出し合ってほしい」と主張。「今、両国が出しているもの(条件)は戦争を止めるための全体的な、グランド的なイメージ」だとし、「これだけの犠牲者が出てますから、1週間でも10日間でも、一時的にとにかく停戦する。そのための条件を出し合ってほしい」とした。

 さらに、交渉の場がトルコであることにも触れ、「トルコは一時的な停戦をするための条件をそれぞれの国から出させると。一時的な停戦と言う言葉が出てくるのか、出てこないのか。この辺りが大きなポイントになると思う」と見解を示した。

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2022年3月29日のニュース