内博貴「魅力的な女性陣に負けないように」 浪漫舞台・新装『走れメロス』、5日から大阪で上演

[ 2022年3月4日 21:00 ]

舞台「走れメロス」に出演の(左~)原史奈、北原里英、佐藤江梨子、内博貴、内海光司、生島勇輝、下村青
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 俳優の内博貴(35)が4日、大阪・森ノ宮ピロティホールで「浪漫舞台・新装『走れメロス』~小説・太宰治~」の取材会に登場。ゲネプロ(通し稽古)を公開し「ブラッシュアップした作品。地元大阪からスタートできるのはうれしく思ってます」と意気込みを語った。

 文豪・太宰治の、多くの作家との友情、愛する女性との愛、苦難に満ちた波瀾万丈の人生を、親友の作家・檀一雄が書き上げた回想録「小説 太宰治」をベースにした舞台作品。檀一雄を生島勇輝、井伏鱒二を内海光司、太宰が心中した愛人の父・山崎晴弘を下村青が務め、太宰役の内が愛した女性を佐藤江梨子(二役)、北原里英、太宰の妻を原史奈が演じる。

 20年9月以来2度目の太宰役を務める内。「キャストが大幅に代わって新しい作品になってます。大人が多く、魅力的な女性陣の方々に、負けないように頑張りました。自分の色気が出ているでしょうか」とPRした。

 ジャニーズの先輩である内海は「本日はボクの婚約発表記者会見に起こしいただきありがとうございます」と冒頭で大ボケ。内と内海は初共演で「井伏鱒二先生の作品を読んで、参考にさせていただきました」と内海は役作りをしているそうで「(内君は)稽古場で皆が台本を読んでる時、余裕をかまして少年ジャンプを読んでる」と裏話も暴露。「内君についていくだけです」と他の出演者の笑いを誘った。

 二役を務める佐藤は「子どもの頃から太宰治が好きだった。内さんがすばらしくて、毎日感動しております」と内を持ち上げた。稽古中はずっとマスクをしていた内が、マスクを外した瞬間に「目がハートになって、きのうもセリフを忘れました」と佐藤がベタ褒め。内も思わず「イジるの、やめてください」と割って入った。北原は「(太宰が)どんどん渋くなっていく晩年の一番色気のあるいい時の内さんと絡める」と出番を楽しみにしていた。

 一方で、太宰の妻役の原は「2人の愛人を作ってしまうということで。内さんの色気で皆、持って行かれちゃいます。妻としては複雑な気持ちだけど、分かるところも」と苦笑い。生島は「檀一雄という重要な役。ストーリーテラー的な部分もあるので、お客さんにきちんと伝えられるように」と意気込んでいた。

 公演は5、6日に大阪・森ノ宮ピロティホール、12~21日に東京・自由劇場で上演される。

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