フジ解説委員・風間晋氏 ロシアの侵攻に「この戦争を止められるのはプーチン大統領しかいない」

[ 2022年3月4日 10:35 ]

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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が4日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問が3日、ベラルーシで行われたロシアとの2度目の停戦交渉で、戦闘地域から一般市民を退避させる間、双方が一時的に交戦を停止することで合意したと記者団に明らかにしたことに言及した。

 交渉終了後にポドリャク氏は「期待していた成果はなかった」としつつ、近く双方が連絡手段を確保し、一般市民の退避ルート確保に協力することで一致したと述べた。停戦交渉に関しウクライナのゼレンスキー大統領は3日、テレビ中継方式で記者会見し継続の意思は示しつつ「妥協できない点もある」と述べ、難航を示唆。ロシアのプーチン大統領は「いかなる場合でも軍事作戦の目的を遂行する。停戦交渉を遅らせて時間を稼ごうという試みはウクライナにさらなる要求を突きつけることになる」と述べている。

 風間氏は「プーチン大統領からみれば、この戦争を始めた当初の目的というのを実現させることが最も大事なわけで、何回も言ってますけれど、その実現の方法が相手を交渉によって降伏させることでもいいし、軍事力で最後までやり遂げるという方法でもどちらでももちろん構わないわけです」とし、「今一番大事なことは、これはプーチン大統領が始めた戦争なんですね。この戦争を止められるのもプーチン大統領しかおそらくいないんです。だからプーチン大統領が今何を考えているのか、プーチン大統領がどういう状況にあるのかっていうのを把握して考えるのが実は戦争の行方を考える上で一番大事なことだと思います。その意味でプーチンの最近の発言、つまり“戦争目的を遂げるまでは最後まで戦う”っていうのは、とても厳しい発言なんだと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年3月4日のニュース