「よしもと祇園花月」公演中に煙 約90人は全員避難、スタッフの女性2人が軽症

[ 2022年3月4日 17:53 ]

よしもと祇園花月
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 4日午後1時35分ごろ、京都市東山区祇園町北側の「よしもと祇園花月」から「電気配線から煙が出た」と119番があった。

 京都市消防局によると消防車13台が出動。周囲は一時、騒然となったが、隊員到着時、1階に煙が充満していたが火災は確認されず、消火活動は行われなかったという。観客や出演者、従業員約90人は全員避難。逃げる際にいずれもスタッフの20代の女性が転倒し足を負傷し、30代の女性がのどに痛みを訴えたもののともに軽症とみられ、病院には搬送されなかった。

 関係者によると、正午開始公演の吉本新喜劇上演中に、煙が館内に充満したため速やかに中止し、観客を避難させた。この日、出番終了後、外で食事休憩をとっていた際に一報を受けて劇場に戻ったという中田カウスは本紙に「煙が出ただけで大きなことにならなくてよかった」と話した。

 この影響でこの日予定された残る2公演も中止となった。5日以降の開催については同社のホームページで発表するとしている。

 現場は京阪祇園四条駅から東約500メートルの、商店などが立ち並ぶ繁華街。

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