フジ解説委員・風間晋氏 露のウクライナ原発攻撃に「占拠して電力止めるとウクライナ側には大きな影響が」

[ 2022年3月4日 13:52 ]

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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋が4日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演。ロシア軍のウクライナへの攻撃について言及した。

 ロシア軍は3日、ウクライナ国内の電力の25%を供給しているエネルゴダル市のザポロジエ原発を攻撃。戦車が侵入したほか、周辺で銃声音が聞こえており、ウクライナの政府関係者がAP通信に語ったところによると、火災が発生した同原発では放射線の数値が上昇したとしているが、国際原子力機関(IAEA)は日本時間4日午前にツイッターで、ロシア軍の砲撃を受けたザポロジエ原発周辺の放射線量に変化はないとウクライナ当局から報告を受けたと明らかにした。

 風間氏は「原子力発電所って軍事行動の目標になるものなんですよね。特にザポロジエっていう原発施設に関しては、ウクライナの全発電量の5分の1をここだけで発電するというとても大きな能力を持った発電施設なんですね」とし、「ここを占拠して電力を止めるという事になると、ウクライナ側にとっては、とても大きな影響。人々の生活にとってもそうです。そういう意味もあって、ロシア側は目標としてここにきている」と自身の考えを述べた。

 また「今回の戦争はプーチン大統領が自分の決意をもって、色んな制裁だとか非難があったとしても、それを承知の上で始めてるわけですよね。ですから、この戦争をやめられるのもプーチン大統領自身が『もうここでいい、もう自分が目的としたものは取れた』という風に判断しない限り、なかなか終わらないのではないか」とも語った。

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2022年3月4日のニュース