出川哲朗 今の芸風は「やりたくてやったわけじゃない」 きっかけはあの大物芸人が笑ってくれたことだった

[ 2022年3月4日 13:33 ]

出川哲朗
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 お笑いタレントの出川哲朗(58)が3日深夜放送のMBSテレビ「かまいたちの知らんけど」(木曜後11・56)に出演。体を張る芸風について、実は思い描いていた芸人像とは全く違うことを明かした。

 MCの「かまいたち」の山内健司が「他の番組で10何年前の映像を見た時、出川さんが車のボンネットに命綱なしでぶら下がってて…。あの時代、どうなってたんですか?」と苦笑いを浮かべる。さらに、「僕らは大阪の時は過酷系のロケに行ってた方だと思うんですけど、昔の映像を見ると、俺らがしてるのは全然安全なことなんやなって」と口にすれば、相方の濱家隆一も「先人の方たち、出川さんがいろいろ試してくれたから、俺らは今、安全にできてる」と感謝した。

 今ではリアクション芸人の第一人者となった出川だが、実はデビュー当初は体を張って笑いを取ることは好きではなかったという。転換のきっかけとなったのは、プライベートでウッチャンナンチャンと後楽園ゆうえんちに遊びに行った時の出来事だという。「ジェットコースター乗った時、“ガッ!ガッ!ガッ!”ってなった瞬間に怖いと思って、『すいません、降ろしてください』ってガチで言ったの。笑わそうとしてるわけじゃなく。でも、スタートしてるのに降りられるわけないじゃん。(ウッチャンナンチャンが)怖がってるのを面白がって、『てっちゃんを罰ゲームでジェットコースターに乗せよう』となったのが始まり」と回想。さらに、「ダウンタウンさんとウッチャンナンチャンで特番やったら、その罰ゲームが凄くウケて、ダウンタウンさんが『今度この子を貸してよ』って言ってくれたの。ダウンタウンさんがオレで笑ってくれてるんだ…って嬉しくて、ひょっとして方向はそっちなのかなと思った」と振り返った。

 出川は今の芸風について、思い描いていた芸人の道とは「全然違う」と断言する。その上で、「オレもやりたくてやったわけじゃないんだけど。みんながこれだけ笑ってくれるんだったら、素敵な仕事だな。そっち頑張りたいなってなったんだよね」としみじみと語った。

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2022年3月4日のニュース