「スーパークレイジー君」当選無効確定も「今日からまた行動に移す」

[ 2022年3月4日 17:30 ]

判決後、都内で会見を開いた「スーパークレイジー君」こと西本誠氏(撮影・岸 良祐)
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 「スーパークレイジー君」の通称で2021年1月の埼玉県戸田市議選に初当選した西本誠氏(35)が、市内での居住実態がないとして当選を無効とした県選挙管理委員会の裁決取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)は4日、西本氏の上告を棄却した。当選無効を妥当とした東京高裁判決が確定した。

 西本氏側は、3カ月以上の居住が被選挙権の要件だとする公選法の規定は憲法違反だと主張したが、第2小法廷は、過去の判例に照らして違憲でないのは明らかだと指摘した。

 西本氏は判決後、「ただ働きで良いから4年間やらせてほしかった。戸田市での政治活動は続けていきたい」と涙ながらに語った。夏には参院選を控えるなか、今後については「まだ言えないこともあるが、決めていることはある。どう転んでもすぐ立ち直っていけるように想像もしていたので、今日からまた行動に移す。そのうち発表したい」と語った。

 戸田市選管によると、次点だった候補を当選者に決定する選挙会を後日開く。

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2022年3月4日のニュース