フジ解説委員・風間晋氏 ロシアの“禁止爆弾”配備に「戦争を遂行するためには戦意を早く失わせると…」

[ 2022年3月4日 09:02 ]

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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が4日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。英国のウォレス国防相が、ロシアのプーチン大統領はウクライナに殺傷能力の高い燃料気化爆弾を既に配備していると発言したことに言及した。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)はこれまでに、ロシア軍が非人道的な兵器として知られるクラスター(集束)弾を使用したと発表している。燃料気化爆弾は、特殊な燃料を広範囲に噴霧させて発火し、爆発による衝撃波と熱風で攻撃する兵器で、ジュネーブ条約で使用が禁止されている。通常の爆弾よりも長時間燃焼し、超高温を発生させて周囲の酸素を奪う特徴から「真空爆弾」とも呼ばれる。人間を酸欠にさせ、シェルターに隠れた人々が殺傷される恐れもある。

 MCの谷原章介が「米国の国防省は(2月)28日に1回、使用があったという声明を出してますけど、実際これジュネーブ条約で禁止されている兵器を使う、核の一歩手前ですよね」と聞くと、風間氏は「戦争を遂行するためには戦意を早く失わせるということが、とても影響が大きいわけで、この場合であればウクライナ軍とウクライナの国民の抵抗する気持ちをなくさせるためには、ある意味、こうした残虐な禁止兵器を使うっていうのも考え方としてあるわけで、まぁそれが実際にどうなるかっていうのはまだ分からないところはありますけれども、配備したとか使ったということであれば凄い脅しになるわけですよね」と自身の考えを述べた。

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2022年3月4日のニュース