俳優の川津祐介さん死去 86歳 「ザ・ガードマン」「くいしん坊!万才」5代目リポーター

[ 2022年3月4日 19:26 ]

川津祐介さん
Photo By 共同

 ドラマ「ザ・ガードマン」などで知られる俳優の川津祐介(かわず・ゆうすけ、本名 川頭祐一=かわず・ゆういち)さんが2月26日に死去した。86歳だった。死因は慢性心不全。4日に妻の愛沙(あいさ)さんが文書で報告した。

 妻の愛沙さんは「俳優 川津祐介が2022年2月26日永眠いたしました。ここに永年支えてくださった数々の皆様に謹んでご報告いたします」とし、「1996年、心筋梗塞で奇跡的に一命を取り留め、心臓の機能は4分の1以下に低下したものの、精力的に芸能活動を行い、町おこしや演劇を志す青年たちの育成にも取り組んできました。昨年9月頃、体調を崩して介護を受けるようになり、自宅療養を続ける中、2月26日8時13分、愛する家族に見守られる中、静かに息を引き取りました。死因は慢性心不全、86歳でした」と近況とともに最愛の夫との別れをつづった。

 コロナ禍が続く中、葬儀告別式はこの日、親族および関係者のみで執り行ったことも報告した。

 川津さんは 木下恵介監督に誘われ、慶応大在学中の1958年、映画「この天の虹」でデビュー。60年、大島渚監督の大ヒット映画「青春残酷物語」の主役で注目を浴びた。テレビドラマ「ザ・ガードマン」「Gメン’75」「ワイルドセブン」などのアクションドラマで人気を確立。84年には料理リポート番組「くいしん坊!万才」の5代目リポーターを務めた。芸能活動のかたわら、越前市いまだて芸術館の館長として芸術を通しての町づくり、また、京都造形芸術大学の客員教授として教育や執筆活動にも従事していた。

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