日テレ藤井アナ 石原慎太郎氏を追悼「昭和のお父さんを亡くしたような気が」

[ 2022年2月1日 17:22 ]

日本テレビの藤井貴彦アナウンサー
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 日本テレビの藤井貴彦アナウンサー(50)が1日、キャスターを務める同局系ニュース番組「news every.」(月~金曜後3・50)に出演。芥川賞作家で東京都知事や衆参両院議員を歴任し、この日、死去した石原慎太郎氏(享年89)を追悼した。

 番組では、ニュース解説のコーナーで詳報。藤井アナは「繊細な一面と豪放磊落(ごうほうらいらく=小さいことを気にしない)な一面と、両方存在されているのが石原さん。本物と向き合いたい、本当の議論をしたいという思いの強い方だったんじゃないか」と推測を込めて話した。

 藤井アナにとって、石原氏のイメージは昔気質の厳しい人という。「こういう昭和のお父さん、厳しかったんですよ。でも本物に対しては、本当に真正面から褒めてくれたり、これは違うってビシッと言ってくれたりという人たちが多かった。昭和のお父さん…私にとってですよ?を亡くしたような、大きい存在を亡くした気がします」と残念がった。

 石原氏は一橋大在学時に「太陽の季節」で芥川賞を受賞。その後は国政に出て運輸相などを歴任、東京都知事を4期14年、務めるなど政界でもらつ腕を振るった。14年に政界を引退後も執筆活動を続けるなど、多忙な人生を送った。藤井アナは「生きていらっしゃる間、いろんなことで大変な状況だったと思いますので、この後はゆっくり休んでいただいて、ヨットで楽しんで、海で楽しんでいただきたい。そんな思いを持たせてくれる石原さんでした」と、生前の労をねぎらった。

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2022年2月1日のニュース