石原慎太郎さんが死去 89歳 昭和生まれ初の芥川賞受賞、衆参9期当選、都知事4期14年

[ 2022年2月1日 13:53 ]

石原慎太郎氏
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 元衆議院議員で元東京都知事の作家、石原慎太郎(いしはら・しんたろう)さんが1日に亡くなった。89歳だった。神戸市出身。

 1932年(昭和7年)生まれ。一橋大在学中の56年に小説「太陽の季節」で文壇デビューし、昭和生まれ初の芥川賞を受賞。同作品が映画化され、弟・裕次郎さんがデビューした。「狂った果実」(56年)「化石の森」(70年)「生還」(88年)などの作品を発表。96年、裕次郎さんを題材にした「弟」はベストセラーとなった。小説以外にも共著「NOと言える日本人」(89年)が話題となった。

 68年に自民党から出馬し参議院議員、72年からは衆議院議員となり、途中都知事就任などを経て計9期当選。77年の福田赳夫内閣で環境庁長官、87年の竹下登内閣で運輸大臣を務めた。東京都知事は98年から4期14年務め、辞任後の12年に太陽の党共同代表になり、同党が日本維新の会に合流すると代表に就任し、その年の衆院選で17年ぶりの国政復帰を果たした。

 14年に政界を引退。15年に旭日大綬章を受章した。政治家としての発言がたびたび物議をかもした人物でもあった。

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