上沼恵美子 14歳で姉妹漫才コンビ結成も「凄く嫌」だったお笑いの道 デビュー後は「いびられたり」

[ 2022年2月1日 15:28 ]

上沼恵美子
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 タレントの上沼恵美子(66)が1日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。姉妹漫才コンビ「海原千里・万里」の妹・海原千里として芸能界にデビューした当時を振り返った。

 上沼は番組が放送47年に突入することを記念した「祝47年!突入記念ウィーク」の特別ゲストとして初登場。司会の黒柳徹子から「デビューはお姉さまと一緒に漫才をやってらしたんでしょ」と振られると、上沼は「そうです」と回答した。黒柳が「漫才以外にも歌がヒットしたりして大人気者になったっていう」と続けると、「本当に歌が大好きで。漫才はやりたかったわけじゃないんですよ」と打ち明けた。

 「だって今でこそM―1グランプリとか言って、凄い皆さんスターになって『キャー』って言われますけど、当時は人に笑われるっていうような、誰が憧れるかって感じでしたね。特に女でしたから」と上沼。「父が大ファンで。お笑いの。姉のコンビがいてたんですよ。デビューもその方と決まってたんですけど、逃げちゃったんですね。それで突然父に『恵美子、お前行け』って言われて『エーッ』ってなって。もう凄く嫌でした」と説明。その際は「人に笑われるなんて絶対嫌だ」と拒否したが、母から翌日父が泣いていたと明かされると、「それだったら3年ぐらい父親に人生を渡してもいいかなと思って」とコンビ結成を決意した。当時の年齢は「14です」とした。

 中学卒業後に正式にデビュー。高校で3時間目まで授業を受け、その後劇場へ行っていたが、「そこにいる芸人さん何だこれ、人間かっていうような人ばっかりです。その人たちがちょっと私可愛かったもんですから、いろいろ隠すんですね。うちの姉が眉ずみとか全部隠されてしまって、ないんです。仕方がないんで、姉はボールペンで眉を書いて出て行ったんですよ。お客さんからは分からないんですが、私が(笑って)ダメでして」と振り返った。

 「とにかくあの頃はいびられたり、嫌われてたわけじゃないんですけど、可愛いとダメでしたね。可愛かったんです。その中ではね。ひどかったです」。父には言わなかったのかと聞かれると、「言わなかったです。病気しておりましたのでね」。続けて「父は早く55歳で逝っちゃったんですよ。娘を好きな世界に放り込んどいて、勝手に天国に上がってしまったんですよ。だから今でもお墓参りに行ったら愚痴ります。『死んでる場合か』って」と笑わせた。

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2022年2月1日のニュース