大河「青天を衝け」草なぎ剛 脚本の大森美香さんは「びっくりしながら見ていた」

[ 2021年12月3日 07:38 ]

大河ドラマ「青天を衝け」で、隠居生活を送る徳川慶喜(草なぎ剛)(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「青天を衝け」の脚本を手掛けた大森美香さん(49)がこのほどリモートで取材に応じ、徳川慶喜役を演じる俳優の草なぎ剛(47)について語った。

 大森さんは「慶喜の能の面が外れたところから、ずっと、びっくりしながら見ていた。慶喜はこういう人だったんじゃないかと、草なぎさんを見て思わされたところが多かった」と述懐。

 慶喜の人物像に関して「サービス精神が旺盛ではないので、人からは何を考えているのか分からないと思われがちだが、絶対に悪い人ではない。それが、草なぎさんの慶喜からにじみ出ていた」と指摘。

 象徴的な場面として平岡円四郎(堤真一)とのシーンを挙げ、「何を考えているか分からないが、実は愛情があって、お父さんのこともちゃんと思っている人だということが伝わって来た。『良い慶喜になりそう』と思いながら見ていた」と明かした。

 主人公の渋沢栄一を演じる俳優の吉沢亮(27)との場面については「2人のお芝居が、慶喜と栄一が出会ったらこうなるだろうというのをとても自然に表している。毎回、とても楽しみ」と強調。

 2人の最後の場面に関して吉沢が以前の取材で「この作品のテーマを語っていて、ぐっと来る」と語っていたが、大森さんは「『長生きして良かった』と思うシーンになってほしかった。慶喜がそれを言えるのは一緒に長生きした栄一だけ。楽しみにしている」と期待感を示した。

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