カンニング竹山、父が亡くなり判明した“13億”の借金 開かずの金庫に残されていたものに号泣…

[ 2021年12月3日 21:02 ]

カンニング竹山
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 お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(59)が3日、自身のYouTubeチャンネルを更新。お笑いタレントのカンニング竹山(50)がゲスト出演し、壮絶な半生について語った。

 もともと、裕福な家庭に生まれたという竹山。父が貿易業や食品工場を経営していたそうで、幼稚園にベンツで送り迎えがあるほどの恵まれた環境だった。しかし「その会社が小学3、4年生くらいで潰れて。親父は知り合いのところに働きに行っていなくなって、母も社長夫人だったのにパート勤めで」と一転、貧しい生活を送るようになったという。

 それから約10年後、バブル景気で状況は好転。「親父が土地ころがしで不動産を始めたんです。それでめちゃくちゃ儲かって、どんどん再建していくんです。軽自動車だったのが外車になったり、ボロボロだった家がどんどんキレイになったりして」と、元の生活に戻りつつあった。しかし、またも不幸が一家を襲う。「親父が52歳のときに、バブルが弾け出しちゃって。そのときの土地の商談で、焦げ付いていたらしいんですよ。それでもうヤバかったんでしょうね、脳いっ血で倒れて亡くなったんです」と、帰らぬ人になった。

 しばらく経つと、竹山と兄の元に一通の封筒が。そこにはなんと「福岡地方裁判所」と記されていた。「俺の名前で13億の裁判が始まってたんです。兄ちゃんも、10何億の裁判が始まってたんです。当時は兄ちゃんも俺も就職してなかったから、自分の会社の社員に勝手にして。俺の名前を使って、ガンガン土地を転がしてたらしくて、ありえないじゃないですか?そこで福岡に帰って、家族で財産放棄(遺産放棄)をして、これやらないととんでもないことになるんで」と、壮絶な過去を振り返った。

 母が名義となっていた実家以外は、すべて手放すことになった一家。そこで、父が残した“開かずの金庫”の話題になったという。「あのクソ親父、裏金を隠したろ!」と息巻くなか、業者を呼んで開けたところ、驚きのものが。「兄ちゃんと姉ちゃんの幼稚園時代の絵とか、僕が福岡吉本に入って新聞に出た記事とかが全部あって。あとは何にもなかった」と、思わずため息が出たという。

 「兄ちゃんが金庫の前に座ってガーって探してました。それで、何にもないことがわかって泣き出したんですよ。そしたら一言だけ『クソ親父が…』って言ったんです。俺は兄ちゃんのその背中がたまらなくて、グーって泣いちゃって。でも東京に帰って考えたら『なんだあのエピソード!』ってなりましたね」と、笑いながら懐かしんでいた。

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2021年12月3日のニュース