藤井棋聖「自然体で臨めれば」渡辺王将「気持ちを新たに」18日、棋聖戦5番勝負第2局

[ 2021年6月18日 05:30 ]

棋聖戦第2局に備え、兵庫県洲本市に入った渡辺明王将(右)と藤井聡太2冠(提供・日本将棋連盟)
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 藤井聡太棋聖(18)=王位との2冠=が渡辺明王将(37)=名人、棋王との3冠=に先勝した棋聖戦5番勝負は18日、兵庫県洲本市のホテルニューアワジで第2局を迎える。17日は対局場検分が行われ、藤井は「第1局はいいスタートが切れた。自然体で臨めれば」、渡辺は「気持ちを新たに向かっていきたい」と意気込みを語った。

 立会人の小林健二九段(64)は第2局を展望し、「渡辺王将は奪取へ負けられない一局」と指摘した。第1局、後手番で「ブレーク」した藤井は第2局、有利な先手で指す。対して、残り4局で3勝が求められる渡辺。「その作戦に注目です。角換わりが本線」と読み解いた。

 また、小林はプロ野球阪神・佐藤輝明―ロッテ・佐々木朗希と並ぶ「令和の名勝負になってほしい」と期待。昭和を代表する棋士が大山康晴15世名人なら平成は羽生善治九段、そして令和は藤井が筆頭候補。「渡辺王将に踏ん張って壁になってほしい。盛り上がるし、藤井棋聖もさらに強くなる」とした。

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