王将戦2次予選入り最後の1枠は八代七段に決定「1次予選を突破するのは大変なことなので嬉しい」

[ 2021年6月18日 20:15 ]

第71期ALSOK杯王将戦2次予選トーナメント表
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)1次予選5組決勝戦が行われ、八代弥七段(27)が113手で渡辺大夢五段(32)に勝利し、3年ぶり2回目の2次予選進出を決めた。

 八代が得意の矢倉で1次予選突破を決めた。自身が挙げた要所は67手目の▲4九香。「(68手目の)△4七香は直接的な手で、打たれた瞬間にハッキリ勝ちかハッキリ負けに繋がるんじゃないかなというくらい含みが無い、結論が出やすい手。腹をくくった」という。最後は「他に方針がなく(相手の)駒が少ないのを狙って入る(入玉する)しかない。入れれば勝ち、入れなければ負け」と入玉を果たし、勝ち星を上げた。

 八代にとって王将戦は、例年開幕局が行われる「掛川市」のイメージが強いという。「前夜祭が行われているときは、地元(静岡県)開催ということもあり必ず伺っている。そのたびにいつも〝次こそ(七番勝負の)対局者でありたいな〟という気持ちにもなる。越えなければならない壁はたくさんあるけど、掛川に行くたびにそう感じるので特別な思いもある棋戦」と内なる思いも語った。

 3期ぶりの2次予選進出。「1次予選を突破するのは大変なことなので嬉しい」と感慨深げにうなずく。2次予選1回戦では、今期から順位戦A級に籍を置く強豪・山崎隆之八段との対戦となる。「山崎先生とは初対局。充実されているイメージなので、気を引き締めながらも楽しみながら指せれば」と瞳を輝かせた。

 この結果で1次予選勝ち抜き者9人が決定。シード9人を合わせた計18棋士が挑戦者決定リーグの3枠を目指してトーナメントを戦う。第71期2次予選参加者は下記の通り。

 ①前期王将戦挑戦者決定リーグ陥落者
 藤井聡太2冠、佐藤天彦九段、木村一基九段

 ②タイトル保持者
 ―
 ※対象者の豊島将之竜王、永瀬拓矢王座は挑戦者決定リーグシード

 ③前期順位戦A級
 佐藤康光九段、糸谷哲郎八段、三浦弘行九段、稲葉陽八段、菅井竜也八段、斎藤慎太郎八段

 ④永世王将資格保持者
 ―
 ※対象者の羽生善治九段は挑戦者決定リーグシード

 ⑤1次予選通過者
 井出隼平五段、近藤誠也七段、斎藤明日斗四段、佐々木慎七段、八代弥七段、石田直裕五段、澤田真吾七段、山崎隆之八段、池永天志五段

 2次予選の開幕は、22日の澤田真吾七段―近藤誠也七段戦に決定している。

 現在の王将位は渡辺明名人=棋王との3冠=が保持している。

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