坂本冬美、興奮!新曲で桑田佳祐と初タッグ「ヒットさせなければ罰が当たります!」

[ 2020年10月2日 05:31 ]

23年ぶりに楽曲提供した桑田佳祐
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 演歌歌手坂本冬美(53)が、敬愛するロックバンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(64)と初めてタッグを組む。桑田が冬美の新曲「ブッダのように私は死んだ」(11月11日発売)を書き下ろした。冬美は「歌手生活34年は桑田さんに出会うために歌ってきたのだと確信しております」と興奮冷めやらぬ様子だ。

 桑田の楽曲提供は23年ぶりで、演歌歌手には初めて。冬美を主人公に見立てた歌謡曲テイストの1曲で、いけない関係の男性に対する激しい愛を歌う。関係者によると、歌詞には「他人を見下した目や身なりの悪さは赦(ゆる)す ただ箸の持ち方だけは無理でした」などと桑田らしいユニークな言葉が並ぶ。

 冬美にとって演歌以外で初めて興味を持った音楽がサザン。中学時代に初恋相手の影響でファンになり、デビュー時から「いつか桑田さんに楽曲を手掛けていただきたい」という思いを胸に秘めていた。

 夢が実現へと動きだしたのは18年のNHK紅白歌合戦での共演。リハーサルで桑田にあいさつした冬美は、大トリでのサザンのパフォーマンスに大興奮。爆発した思いを手紙にしたため、昨春に関係者を通じて送った。

 当時の桑田は制作期間中で、サスペンスドラマやミステリー映画に傾倒していた。映像の雰囲気が手紙の内容とシンクロし、曲のインスピレーションが次々に湧いたという。関係者は「運と縁とタイミングが重なって実現した」と話している。

 昨年9月に突然連絡を受け、曲を受け取った冬美は大喜び。収録では、桑田から曲の世界観を聞いた上で、物語の主人公になった感覚で歌った。

 冬美は「今でも夢心地。ヒットさせなければ罰が当たります!命懸けで歌わせていただきます!桑田佳祐さん、素晴らしい歌を心より感謝申し上げます」と気合十分。コーラスで参加した桑田も「このような機会を頂きましたこと、大変身に余る光栄です。素晴らしい歌声で私の楽曲にポップでソウルフルな命を吹き込んでいただきました」と大満足している。

 《アミダばばあ さんまに提供》桑田が提供した曲では、80年の高田みづえさん(60)の「私はピアノ」が有名。元々はサザンのアルバム曲で、高田さんがカバーして発売。自身最大のヒットとなる約50万枚を売り上げた。異色作としては83年の「アミダばばあの唄」がある。フジテレビ「オレたちひょうきん族」のタケちゃんマンのコーナーで明石家さんま(65)が演じた「アミダばばあ」の曲として書き下ろされた。さんまの歌唱で35万枚を売り上げ、後に桑田もカバーした。

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