レツゴー正児さん 肺炎のため死去 80歳 「レツゴー三匹」トリオ3人が鬼籍に

[ 2020年10月2日 11:44 ]

レツゴー正児さん
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  漫才トリオとして人気のあったレツゴー三匹のレツゴー正児さん(本名=直井正三)が9月29日午後5時48分、肺炎のため大阪市内の病院で亡くなったことが2日、分かった。80歳だった。所属の松竹芸能が発表した。葬儀、告別式は近親者のみで執り行った。

 「レツゴー三匹」は1968年にレツゴーじゅん、レツゴー長作との3人でトリオ結成。同9月に大阪・新世界にあった「新花月」で初舞台を踏んだ。69年に松竹芸能へ移籍。「上方漫才大賞」(73年)など、数々の賞を受賞した。80年代にはテレビ朝日系「笑アップ歌謡大作戦」にレギュラー出演し、全国区となった。

 90年代以降はトリオとしてでなく、個人での活動が中心となった。2014年5月にレツゴーじゅん(本名=渡辺美二)さんが死去して事実上の解散に。18年2月にはレツゴー長作(本名=永原誠)さんも亡くなった。

 家族によると、正児さんは14年頃から認知症となり、その後、介護付き老人ホームに入所。3カ月ほど前に体調を崩して大阪市内の病院へ救急車で搬送された。発熱していたたためPCR検査を受けたが陰性。だが、回復することなく、夫人と3人の子どもが看取るなか、肺炎で亡くなった。

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